CatalystのBase ethernet MAC address

この前のCatalystの入れ替え(2950⇒2960)でのKOBANMACアドレス登録でハマった事例

show verで表示されるBase ethernet MAC addressがそのスイッチのMACアドレスと思い、KOBANでそのMACアドレスを登録するも通信できない事例あり。
調べたところ、KOBANで登録するMACアドレスは実際に通信で使用するMACアドレスを登録しなければならず、実際に通信で使用しているVLAN2のMACアドレスを登録しなければならなかった。
スイッチは各物理ポート及びVLANポートすべてにMACアドレスを持っており、それを確認できるのはshow int
ではBase ethernet MAC addressは何?
⇒そのスイッチが持つ最小のMACアドレスであり、show spanning-tree briefなどで表示されるルートIDやブリッジIDとして使われる。

で、catalyst内でのMACアドレスの振られ方なのですが、2950と2960で若干仕様が違うよう。
家の2950で見たらBase ethernet MAC addressがそのままVLANのMACアドレスであり、VLANから物理インタフェースの順番でMACアドレスが+1ずつ増えてました。東銀座の入れ替えた2960と違うなと思ったら、2960ではそもそもBase ethernet MAC addressがポートに割り振られていません。

VLAN1:XXXX.XXXX.XXc0
VLAN2:XXXX.XXXX.XXc1
Fastether0/1:XXXX.XXXX.XX81
Fastether0/2:XXXX.XXXX.XX82
…

こんな感じで、Base ethernet MAC address:XXXX.XXXX.XX80が使われていませんでした。

catalystで実際の通信で使われているMACアドレスを見るときはshow intや隣の機器でshow arpなどして見るのが確実だと思います。